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様々な新種のガンの発症率に関する研究 (オーストラリア) 

オーストラリアの2つの連邦州の既往症のマルチセンター研究機関において、2000年から2008年までの間での計7百万人の住民における3つの新しい脳腫瘍の発症率が解析された。主な研究結果は以下のとおり。

・ Glioblastoma膠芽腫(こうがしゅ)の発症率の明らかな上昇(2.5%/年の上昇率)、とくに2006年からの上昇が顕著であり、65歳以上では3%/年の上昇が見られる。膠芽腫とはグリア細胞(主として星状膠細胞)由来の悪性腫瘍の中で、極端に未分化で増殖性の高いものを指す。腫瘍は出血を伴うことが多く腫瘍内には壊死巣が見られる。悪性腫瘍の中でも頻発性と危険性の最も高い形である。

・ 男性の間で髄膜腫の増加傾向(多くの場合は良性腫瘍)が見られる。詳細は以下説明を参照。

・ 明らかに減少傾向にある神経鞘腫は、女性の場合はすでにその傾向が有効と見做されているが、男性の場合はその傾向が見られない。神経鞘腫は良性である。詳細は以下説明を参照。

この研究の著者は、以後数年に渡って悪性脳腫瘍の発症率上昇が続く可能性があると考えている。なぜならこれらの腫瘍はかなり後になってようやく分析されるようになったからである。こうした脳腫瘍は今日その発生において実に様々であり、まだ解明されていないことも多い。ここに挙げられた数々の脳腫瘍は携帯電話使用による発がん性リスクとの関連において議論されている。

Meningeom 髄膜腫
髄膜腫は脳をとりまく膜(髄膜)からできます。通常脳をとりまく固い膜(硬膜)にくっついてぶらさがるようにできている。ゆっくり成長するものが多く、脳を徐々に圧迫するので、気がついた時にはかなり大きくなっていることがある。脳自身からできるものではないので、腫瘍と脳との境界は鮮明で、きれいに切除すれば治癒する。腫瘍が脳の深部にできていたり、大切な神経や血管をまきこんでいると治療がやっかいなことがある、場合によっては神経の機能を残したり、大切な血管をきりとらないために腫瘍をすこし残して手術をせざるをえないことがある。

Schwannoma 神経鞘腫
末梢神経の髄鞘を形成するシュワン細胞に由来する良性腫瘍である。 多くは脊髄神経根の神経鞘(聴神経もしくは三叉神経)から発生し、特に後根から発生して脊髄後外方の硬膜内髄外腫 瘍として存在する。 VIII脳神経に発生したものは聴神経腫瘍ともいい、中高年女性の小脳橋角部 cerebello-pontine angle に好発する。 腫瘍は被膜に覆われた神経幹内に存在するため、手術によって完全に摘出可能な例が多い。 腫瘍近傍の神経根に由来する根性疼痛で始まり、次第に脊髄圧迫症状を呈する。 特に聴神経由来の聴神経鞘腫では、前庭神経を圧迫して耳鳴り・難聴・めまい・眼振などを呈する。

 

携帯電話が蜂を惑わす?! 

インドの科学者が、携帯電話の電磁波の放射により蜂が方向感覚を失い、自分の巣に帰る道を見つけられなくなることを突き止めました。

これまで世界中の不可解な蜜蜂の死因はヴァロア・ダニ、殺虫剤、殺真菌薬、そして環境変化や食糧不足と考えられていました。けれどもその要因のどれひとつとして、世界中の蜜蜂の大量死に対する説明として研究者たちを満足させるものではありませんでした。 しかしインドのチャンディガーにあるパンジャブ大学の科学者が携帯電話の電磁波放射との直連的関係性を見つけ出しました。最新の研究によると、その放射による蜂の大量死の主要因が見つかったそうです。

携帯電話の電磁波放射が蜜を作る昆虫たちの方向感覚を著しく妨害しているというのが、彼らの理論です。ヴェド・プラカシュ・シャルマとネーリマ・クマルの筆者が"Current Science"(現在の科学)の専門雑誌に「電子機器の爆発的な増加が、環境中のエレクトロスモッグ(電磁波)の著しい増加をもたらしている。蜜蜂の方向感覚が電磁波の放射に関連していることから、蜂蜜の習性と生態が電磁波に対して非常に敏感に反応する」と発表しています。

科学者たちが4つの蜂の巣で蜜蜂の一種であるアピス・メリフェラ・L(Apis mellifera L)を調査しました。まず2つ巣の横に900MHzの周波数で動くGSM (Global System for Mobile Communication),の携帯電話を1台ずつ置き、その2台の携帯を毎日15分間互いに通話状態にして、残りの時間は待機モードに設定しました。3つ目の蜂の巣の横にはダミーのみ置いて、4つ目の蜂の巣にはダミーも携帯電話も置きませんでした。その実験は90日間続けられました。

3ヶ月後には携帯電話が設置してある蜂の巣の固体数が画然減少しました。蜂蜜の生産も完全にストップし、女王蜂の産卵数が以前に比べ激減しました。比較のための蜂の巣の女王蜂が平均的に毎日376個数の卵を産卵したのに対し、携帯電話が置かれた蜂の巣の女王蜂は平均的に毎日145個数しか産卵しませんでした。さらに科学者たちは、働き蜂たちが蜂の巣の中で方向感覚を失ってさまよい、さらに花粉を集めるために蜂巣を出てからというもの蜂の巣に戻って来ないことを突き止めました。その習性も携帯電話が置かれている蜂の巣だけで見つかったものです。実験終了時にはその蜂の巣には花粉も蜂蜜もないことが確認されました。

70年代にすでに生物物理学者のウルリヒ・ワルンケが、蜂族が50KHzの放射に晒されるとストレス反応が示されることを検証しています。その後数日間だけその蜂の巣に住んでいた蜜蜂も、すべて姿を消してしまいました。長くそこに住んでいた蜜蜂たちは自ら巣の入口を泥など塞ぎ、その結果酸欠で全蜜蜂が死に絶えてしまったのです。

コブレンツ・ランダウ大学の数学者ヘルマン・ステーファーの率いる教育情報学・研究グループの2005年のパイロット・サーベイもインドのグループと同様の研究結果に辿り着きました。様々な蜂の種族を休みなく通常室内で使用するDECT電話(ワイヤレスデジタル電話機)の放射に晒しました。1800から1900MHzの周波数はGSM電話(携帯電話)の周波数とは異なりますが、その研究でも室内利用のDECT電話の放射に晒された蜂が、蜂の巣にほとんどもしくは全く戻らないことを確認したのです。さらに蜂の種族内通信であるいわゆる"蜜蜂のダンス"が、無線通信網と同じ周波数で行われていることも検証されました。

 

ワイヤレスLANが生殖能力に影響を及ぼす可能性 

2010年9月30日 引用文献:
 2010年7月24日版のDiagnose-Funk(ディアグノーゼフンク)  「ノートパソコン、ワイヤレスLANの放射が男性の生殖能力に影響を及ぼす」 使用者の膝に上に置いてある、インターネット接続中のノートパソコンから発生するワイヤレスLANによる放射が、男性の生殖能力を損なう可能性があることがアルゼンチンの科学者によって発見されました。
その放射が精子の可動性を減少させ、またそのDNAが断片化されてしまうというのです。
 その世界初の研究が、アルゼンチンのコルドバのナスセンティスの生殖医学センターで行われました。

 また10月にはアメリカのデンバーで行われた第66回アメリカの生殖医学会(American Society for Reproductive Medicine (ASRM))でも紹介されました。 アンドロロジー(男性科学)を得意とする生化学者のコンラード・アヴェンダホの指揮のもと、アリエラ・マータ(生殖医学者)とセザール・サンチェス・サルミエント(医療センターのトップ)など様々な科学者たちが集いました。彼らの研究によると、ノートパソコンから発生するワイヤレスLANの放射に晒されると、精子の可動性が減少するそうです。
 コルドバの"La Voz"新聞でもその研究結果は記事として取り上げられました。 この研究に際して、研究グループはここ数年病気にかかっていない元気なドナーの精子の検体を調査しました。
 各検体は同じ大きさに二分されて、温度管理されたそれぞれの部屋に保管されました。
 その一つの検体は、ワイヤレスLANによりインターネットに接続中のノートパソコンの下に置かれ、それにより男性がノートパソコンを自分の膝の上に置くのと同じ条件が再現されました。
 「異なる条件下の精子が4時間の潜伏時間の後に調査された結果、ノートパソコンの下にあった検体の精子の多数が放射による影響を受けたことを、アヴェンダホ氏が"La Voz"紙に明らかにしました。
 精子がノートパソコンのワイヤレスLANによる放射に晒されると、それらの精子が死ぬことはないが、その可動性が減少するということを、この研究は示しているとの推論に達しました。

  実験後の精子細胞のDNAが保たれているかを調査した際に、両者の検体のDNAの間に明確な違いがあることが明らかになりました。「放射に晒された精子の細胞には、断片化されたDNAが多い」とアヴェンダホ氏は言っています。
 生殖医学の過去の研究が、受精と胎児の成育の際のいくつかの問題が、精子のDNA分子の損傷によって引き起こされたという事実を示していたという点で、この研究成果は将来にとって有意義なことと言えます。 その問題については、まだこの先も研究が必要不可欠であること、
「とりあえず男性がノートパソコンを自分の膝の上で使用しない方が良いこと、とくにインターネットに接続中のワイヤレスLANを使用する際にはそれを思い留まるべきである」との一致した考えを科学者たちは持っています。 ある研究が電磁波の人間の健康に与える影響についての新しい認識を示しました。
 ワイヤレスLANの電磁波の強さは、携帯電話で起きる電磁波より弱く、ワイヤレスLANに関連して起こりうる健康問題についての社会的不安は低い、というものでした。アメリカの健康保護局(Health Protect Agency (HPA))が説明では、人が一年間ワイヤレスLANのホットスポットにいる時に吸収する放射量は、20分間携帯電話で電話した場合と同等であるとのことでした。 ワイヤレスLANの接続先の多くは、いまや私たちの生活の場のすぐ近くにあります。もともと低い放射強度が、発生源から離れることでさらに減少します。長い期間ノートパソコンを使用することにより、電磁波が男性利用者の生殖器官に影響を及ぼします。
すなわちDNA を傷つけて精子の可動性を衰退させてしまうのです。

 

電磁波がアルツハイマー病のリスクを上昇させる

電磁波が果たしてアルツハイマー病などの神経変性疾患発症のリスクを高めるか− スイス・ベルン大学の研究が、この議論の口火を切りました。スイスの国民ファンドから融資された資金によって、「社会医学および予防医学の研究所」のマティアス・エッガー教授の指導のもとで行われました。
  スイス国内4.7百万人の住民のデータが分析され、そのデータの2000年から2005年までの死亡例が調査対象となりました。
それは5年、10年、15年のそれぞれの期間に220kV から380kVまでの高圧送電線のすぐ近く(50m以内)に住んでいた住民の死因を調査するもので、その結果は高圧送電線から600m以上離れて暮らしていた住民の死因とも比較されました。
他の神経変性疾患に加えてアルツハイマー病による9200の死亡例も研究対象に加えられました。 その内20の死亡例が、高圧送電線から50m以内に住んでいた住民から発生したものでした。
リスクがそこに住む時間と共に上昇することは、分析結果に明確に顕れています。
 研究者たちは分析の際に、アルツハイマー病と高圧送電線の近くに住む時間との間に、「用量と反応との関係」を見つけ出しました: 5年間高圧送電線から50m以内に住んでいた住民がアルツハイマー病により死亡するリスクは、高圧送電線から600m以上遠くに住んでいた住民より1.5倍も高くなっていました。
 10年間高圧送電線から50m以内に住んでいた場合には、そのリスクがさらに1.78倍まで高くなります。
 15年後にはそのリスクが約2倍になりました。
さらにアルツハイマー病と高圧送電線までの間の「用量と反応との関係」が見つかったのです。

50Hzの磁場と、多発性硬化症、パーキンソン病、筋萎縮性側索硬化症などの疾病との間に関係はなさそうです。
ベルン大学の社会医学および予防医学ための研究所が、「仕事場で強い磁場に晒されている人のアルツハイマー病を発病するリスクが、通常より高くなる」という研究(ロエスリなど2007年)を立証しました。
この新しい研究が世界で初めて住環境に存在する電磁波と神経変性疾患の関係を調査したものとなったのです。
アメリカの疫学専門雑誌(American Journal of Epidemiology)に掲載されました。 専門家の間では子供の白血病と高圧送電線との関係性が既に受け入れられていますが、他の病気とも関係も頻繁に指摘されています。神経変性疾患と高圧送電線の関係はこの研究によっても新たに確認されています。

 UK NEWSと呼ばれるイギリスのニュース雑誌が、「高圧送電線の健康に与える影響についての研究」で、世界でも屈指の専門家であるブリストル大学のデニス・ヘンシャー教授へのインタビュー記事を出版しました。(http://www.phy.bris.ac.uk/people/henshaw_dl/index.html )
 
ヘンシャー教授はイギリス人のうち約150,000人が、高圧送電線の半径約50m以内に住んでいると見積もりました。
彼がUK NEWSに明らかにしたことによると、「いまや人口密集地では高圧送電線を断ち切り、地中に埋める時が来ている」ということです。NATIONAL GRID の社長がそれに対してこう反論しています。「地下に高圧送電線を敷設するには、高架の6〜7倍ぐらいのコストがかかり、さらに地中に埋める際の危険によって電線が破損し、一般的に維持も困難になる」と。しかしDiagnose Funk(ディアグノーゼフンク・サイト)が取材したデータによると、地中配線の出費は通常の高架式高圧送電線と比較すると4倍に留まるとされています。

研究の共著者であるスイスのマーティン・レース博士は、スイスでは高圧送電線の50m以内に暮らす住民の比率がとても低いため、アルツハイマー病の発症に対してはあまり関係がないことに言及しています。
しかしこのような表向きの因子だけではなかなか分からないものです。
 例えば家の壁内の変圧器など、小さな電気設備が近くにあると強い電界を発生させる要因となります。
スイッチを入れた状態の測定器を持ちながら住宅地を歩くと、携帯電話のアンテナなどの高周波発生源はもとより、現在日常的に身の周りにある電磁波の存在の多さに驚かされます。

エッガ―教授も電子目覚まし時計をそばに置いて眠ることや、痴呆症発症のリスクを高めると言われる電車の線路沿いに住むことに対して警告しています。彼が達した結論は「(電気的に)接続されているあらゆる物、また常に稼動しているあらゆる物がこの種の放射源となる」です。
高圧送電線から離れた場所のあらゆる電磁波による負荷を観察すると、そうした送電線の現実のリスクは、電磁波負荷のない人々に関して、根本的に高くなる恐れがあります。 文献引用:Diagnose Funk(ディアグノーゼ・フンク・サイト)

 

イタリア:携帯電話と脳腫瘍に対する法的効力のある判決が下される

北イタリアのブレシアの上級地方裁判所で、法的効力のある判決により、ある因果関係が認められました。
INAIL(IstitutoNazionaleperl'AssicurazionecontrogliInfortunisulLavoro=国の非任意保険の公共機関)
のある被保険者の脳腫瘍は、職場で必要とされた1日数時間に及ぶ携帯電話やワイヤレス電話機の使用に起因している」: 
この判決は、産業界が出資して行われた鑑定は信頼性に欠けるとして排除して、産業界に依存しない鑑定のみを支持したことによる画期的なものでした。
この判決は、いまやイタリアの労働者が職場でコード付電話機にするよう会社側に要求することを可能にし、会社で定められた携帯電話使用によって起こる間接被害に対して会社側が完全に賠償責任を負うことを、経営側に示すものとなったのです。
南チロルの消費者保護局は、こうした場合、会社側から無線通信使用のための服務規程を書面でもらうことを勧めています。
その書面で、経営者側は全ての携帯電話使用に基づいた中長期的な結果に対し責任があると、はっきり謳うべき、としています。

マルコリーニ・イノセンテによる申立て: ブレシアの上告裁判所、労働裁判所のブランチ、2009年12月10日ブレシアにて

訴訟内容
2007年7月6日の労働裁判所での控訴審で、イノセンテ・マルコリーニはINAILを、 難解かつ複雑な大脳病に基づいて、法的に保障された支払いを求めて提訴しました。
実際、この申立人であるマルコリーニは、1981年から経営陣のメンバーとして働いていました。
最終的には1991年9月2日から2003年9月26日までサンジャコモSpAという会社に勤務しました。
その職場での12年もの間、平均して毎日5-6時間携帯電話やワイヤレス電話を使いました。彼は右利きであったため、携帯電話機をいつも左の耳に置いて、右手で机の上にワイヤレス電話の受話器を取っては、メモを取るといった具合でした。やがて、この職場での仕事が重い病気を引き起こしたため、マルコリーニ氏は2003年11月17日にINAILにおいて、法律によって規定された額の支払い申立てを行いました。INAILは、マルコリーニ氏の仕事上の活動と脳腫瘍との間に有効な因果関係が認められないとしてその申し立てを受け入れませんでした。申立人は再び訴えを起こし、労働条件に関する証言を求めて神経外科医ジュゼッペ・グラッソ博士による法医学的な答申書を提出しました。(・・・)

(・・・)その結果
ブレシア裁判所では、大きく修正された471/08番の判決がINAILに下されました。
INAILは申立人のマルコリーニ氏に対し、職業病に基づく80%の勤務不能状態に対する障害給付金を支払うよう命じられました。さらにINAILは、訴訟費用の負担(一審での1800ユーロ、二審での2000ユーロ)も同時に命じられたのでした。
引用文献:http://www.diagnose-funk.org

 

スウェーデンのストレス・リサーチ研究所の睡眠学

スウェーデンの研究グループが48人の被験者を対象に行った実験結果を発表しました。まず被験者たちは、睡眠前の3時間、頭部の片方に携帯電話の周波数領域である884MHzを再現したマイクロプレートアンテナを装着し、その後就寝します。その際の睡眠の深さ、睡眠時の脳波、被験者の自己判断による睡眠の質などを調査することが実験の目的です。 実験の結果、3時間にわたる高周波の放射により、比較的遅い脳波が特徴とされる深い睡眠段階(いわゆる睡眠の第3と第4段階)の長さが平均して12%(9.5分)短くなっていることが判明しました。その反対に浅い睡眠の領域である第2段階の時間が平均して4%(8.3分)長くなり、第3段階に至る潜伏時間も4.8分長くなっていることが判明しました。        

EMFBrief(2010年9月30日刊行 ドイツの週刊電磁波リポート)より


携帯電話の使用と子供の行動

カリフォルニアにある公衆衛生大学で行われた研究によると、母親の胎内および出産後で携帯電話の使用に晒された(現在)7歳の子供に関して、その行動や振舞いに問題が生じる(集中力を欠く、落ち着きがないなど)危険性が高くなると言われています。それは携帯電話からの高周波によって引き起こされたかも知れません。 この調査は8年前に妊婦であった母親を対象に行われました。一年前に子供たちが7歳を迎えた母親にアンケート用紙を送り、8年前の携帯電話使用の状況と現在の子供たちの行動や振舞いに関するアンケートに参加してもらいました。 2010年にカリフォルニアで実施されたその調査では29,000人が対象となり、同じ研究は2008年にデンマークでも行われ、その時は13,000人が調査対象となりました。         

EMFBrief(2010年12月9日刊行 ドイツの週刊電磁波リポート)より


携帯電話基地局による家畜への被害

農家のヨセフ・ホッパー氏はディアグノ―セ・フンク・サイト(www.diagnose-funk.org)に、自分の農場の近くに携帯電話中継基地が設置される前と後での記録データを公表することを了解しました。
ホッパー氏は、これを機に他の農家が抱えている同様の問題を、彼らが文書にして公表することを後押しするチャンスになればと考えたのでしょう。とう言うのも、こうした働きによってのみようやく政府を動かす、という目的を達することができるかも知れないからです。
以下、ヨセフ・ホッパー氏が営む養豚場の2002年から2010年までの観察の要約です。
2009年5月、ドイツのパッサウ近郊・ルアストルフに住んでいるヨセフ・ホッパー氏の農場から300m程近くに、高さが40.5mのある携帯電話のアンテナの操業が開始されました。そのアンテナからの放射が家畜に及ぼした影響が検出されたのです。
豚の奇形の例 ‐ 詳録データ

 

測定: 2009年にアンテナが開業される前、ホッパー氏が自分の屋敷の磁束密度を測定(単位μW/u)したところ、その数値は0.0から0.5μW/uで、携帯電話はほとんど使えませんでした。
2009年5月にアンテナが操業を開始した後での測定値は、1200μW/uにまで達するものでした。それは実に2000倍もの上昇率です。
奇形の発生: アンテナが操業する前に毎年(5月1日から4月30日まで1年間)の統計によると、1年間で生まれたすべての豚の中で0.0から0.7%に奇形(潜在精巣や陰嚢ヘルニア以外)が見られましたが、1年間で多くても2匹、もしくは1匹もいないことがほとんどでした。
2009年5月にアンテナが操業開始した後で、奇形発生率が0.6%に増加し、操業開始後の6カ月にはすでに1.2%に増加していました。 2009年5月1日から2010年4月30日までに、奇形のある豚が15匹生まれました。2010年5月1日からすでに14匹の奇形の子豚が生まれたことが確認されていますが、統計期間の1年間はまだ終わっていません。ホッパー氏の獣医が豚の健康を定期的に観察し、発生している奇形の子豚を記録しました。

生殖能力の問題: 奇形より大きな損害として、増加する生殖能力の問題(発情しない、流産、生まれた子豚の個体数が通常より少ないなど)が挙げられます。
アンテナ操業開始前の2002年から各母豚の平均的な出生率は24.45匹でした。
アンテナの操業開始後の2009年の出生率は21.4匹、2010年に21.1匹に減少しました。 その数たるや大変な経済的損失です。 必要な科学的な捜査のための費用をホッパー氏は持っていません。彼の願いは政府にもまだ聞き届けられていないのです。
引用文献:www.diagnose-funk.org