シックハウス、電磁波等の住環境を測定し、対策・予防・改善を目的とする事業者の協会です。全国に住環境測定士が登録されてます。
全国に支部があり、相談・研修会などネットワークを広げていきます。
シックハウス、でお悩みの方はお気軽にお問合せ下さい。
また個人・法人 当協会に賛同頂ける方はぜひ、会員登録をお願い致します。
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シックハウス測定器 |
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電磁波測定器 |
シックハウスの測定器は簡易測定器・パッシブ測定器・アクテイブ測定器になります。
簡易測定器は手動ポンプ式、機械ポンプ式、デジタル式等があります。
それぞれの特性があります。
パッシブ測定器はアルデヒド類とVOCの2種類の捕収管を使用します。
アクテイブ測定器はデジタル式ポンプを使用します。それぞれ法規に適合した機種を使用しましょう。
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電磁波測定器は大きく低周波用と高周波用に分かれます。
また商用電磁波障害防止用の調査をする為の測定機と主に人体の影響に関するための数値を計測するための測定器に分かれます。
人体に関する影響を計測するための測定器も通常用とヨーロッパ等の人体に及ぼす電磁波規制が厳しいバウビオロギ―の指針値に基づく電磁波測定器にわかれます。
私たちは人体に影響する数値を計測する電磁波測定器を取り扱うことになりますがその中でも主に取扱うことになるのはバウビオロギ―の指針値に基づいて製作された測定器です。
バウビオロギ―の指針値に基づく低周波や高周波の測定器にもいろいろなものがあります。使い勝手の良いもの、汎用性が高いもの等、様々です。
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シックハウス測定 |
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電磁波測定 |
シックハウスの測定は主に室内空気のサンプリングやその分析から始めます。
そしてその原因になる化学物質やその他の要因を調査していきます。
測定方法によってサンプリングや分析方法も変わってきます。シックハウスの測定方法は大きく分けて簡易測定・パッシブ測定・アクテイブ測定になります。
簡易測定器は手動ポンプ式、機械ポンプ式、デジタル式等があり測定物質も一種類、若しくは数種類に限定されます。
パッシブ測定は器械を使用することなく2種類の捕収管で室内空気に含まれている化学物質を自然吸着させます。
アクテイブ測定は最も正確な精密測定と言われています。シックハウスの訴訟などの原因分析のためにはアクテイブ測定でなければ正確な測定分析はできません
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電磁波測定は室内測定と外部の測定があります。
低周波測定は送電線や家庭の電気配線、家電製品から発生する電界や磁界の測定を低周波電磁波測定器によって行います。
電界は配線がしてある限りは分電盤等で電気が切断されていない限りは電機製品を使用していなくても発生します。
磁界は電気製品の使用を開始するなど電流が流れ出すことによって発生します。
高周波測定は無線ランやコードレスホンや携帯電話等の電波の測定になります。各測定は数回に亘りその最高値が測定値となります。測定器の使用説明書を熟読しマニュアルに沿ってその測定機の特性なども認識した上で測定していただきたいと思います。
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シックハウス改善商品 |
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電磁波改善商品 |
シックハウスの改善商品は新築時の場合には土地の場の改善、土壌の改善、基礎コンクリートの成分、表面、集成材や合板、内装材、断熱材、接着剤、塗料、建材等、住宅を構成する総ての建材や設備に含有されている人工的な化学物質の改善を行う施工方法、内壁部全般及び内装材全般、竣工後に建物内部の総てに改善商品を施工するなどの方法があります。
既存の住宅の場合にはリフォームをしながら改善も併て施工する方法、単純に内装材全般に施工する場合などがあります。
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電磁波改善商品は低周波の電界・磁界・及び高周波などの電波を防護するためのシールド施工がメインとなります。
電磁波のシールド施行には電磁波(電場・磁場・高周波等の電波)のそれぞれの特質を理解した上でどのような方法でシールドをするのかを決定しなければなりません。
また建物の内部や外部からどのような電磁波が発生し存在しているかを理解し適切な方法で電磁波をシールドするための施工をしなければなりません。
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水測定器 |
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カビ・ダニ・微生物測定器 |
住環境の水の測定器は酸化・還元度、酸性・アルカリ性、導電性、水に含有する化学物質を測定・分析するもの、かび・ダニ・大腸菌などの微生物を測定・分析するもの等があります。
測定器には試薬に反応した変色反応で計測する簡易型のタイプや様々な計測ができるパックテストと呼ばれるものやデジタルタイプの測定機等があります。
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カビの測定器は空中サンプリング型、落下型、スタンプタイプなどがあります。空中サンプリング型も数種類の機種が発売されています。
分析の方法としてはサンプリングしたものは培養器にかけて培養したものを顕微鏡等で観察分析する方法や遺伝子判別して分析する方法があります。
ダニはサンプリングしたものを簡易パック型や顕微鏡等による分析となります。微生物は大腸菌や細菌類のふきとりテストやパックテストによる計測方法があります。微生物の同定には顕微鏡によって直接的に分析することができます。
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水測定 |
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カビ・ダニ・微生物測定 |
住環境に関する水の測定は水道水を使用しているか地下水を使用しているかによってその測定・分析は大きく変わってきます。
「水道水は、水道法第4条の規定に基づき、「水質基準に関する省令」で規定する水質基準に適合することが必要です。」と定められていますがさらに水道管理者に自主管理項目として主に農薬等に関する水質管理目標設定項目が定められ一応安全であることを前提として測定しますが、地下水等は飲用水として適しているか等の項目の検査測定が必要となります。
水道水も貯水槽を使用する場合など安全とそのメンテナンスのための定期検査が必要となりますが貯水槽や配管内のサビや配管にこびりついてくる堆積物質などに関する分析も必要となってきます。
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カビは空中のいたる所で浮遊していますが室内でこの空中を浮遊するカビの濃度が高くなっていれば室内のどこかでカビが繁殖しているということになります。
カビが繁殖していると思われるところあるいは分らないでも拭き取りやスタンプによるカビのサンプリングを行い培養し顕微鏡などでその同定をしていきます。
カビの繁殖するところにはダニも発生しやすくダニは床や畳のゴミを一定量吸引して試薬に反応させ計測する簡易型が主流となっています。
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水改善商品 |
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カビ・ダニ・微生物改善商品 |
水の改善商品のメインとしては浄水器が主流となります。浄水器の中でもセントラル浄水器が本来の改善をはたすことになります。
飲み水だけでなく肌に触れる水は全て改善しなければ肌から体の中に入ってきます。
飲水に関してはミネラルウオーターやお茶を購入して飲むことも多いと思います。
また家ではお茶を沸かしたりすることで塩素などもなくなります。
浄水器にも単に浄水するだけでなく様々な機能を持ったものがあります。
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ダニ・カビ・微生物の改善商品としては分解抗菌型の商品や抗酸化の環境、いわゆる還元的な環境にすることによってカビ・ダニ・細菌等が発生しにくい室内環境をつくるための様々な商品があります。
住宅の構造としては根本的には結露の発生しない清潔な空間を創造するということが重要になります。
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騒音測定器 |
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測定動向 |
住環境におけるそう損を測定するための騒音測定機には精密騒音計・普通騒音計・低周波音レベル計・多チャンネル分析処理機等があります。
建築物の間仕切り壁や床スラブなどの音響性能を測定、ならびに評価する主な手法はJISによる残響室法吸音率の測定方法、実験室における建築部材の空気音遮断性能の測定方法、建築物の空気音遮断性能の測定方法、建築物の床衝撃音遮断性能の測定方法、建築物及び建築部材の遮音性能の評価方法や日本建築学会推奨測定基準等の手法があります。
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住環境に関する人への健康リスクへの影響は多岐に亘りその影響も細胞やその遺伝子ミトコンドリアレベルのマクロの世界へ研究が深まるに連れ微細な事象が人に深刻な影響をあたえているということが解ってきています。
さらに検査機器や分析機、測定機のセンサーは感度を高め高度化するとともに多機能化してくることにより今日まで測定不能であったものも計測できることになり新たな計測器が開発され計測領域・範囲や測定できる物質が拡大されつつあります。
国際的に健康リスクの影響に対する研究とリンクし計測できる領域が拡大されると法律によって新たな環境リスクへの計測が義務付けられる国が広がってきます。
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その他の測定 |
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住環境測定協会とは |
その他の住環境に関連する測定機としてはマイナスイオン測定器や静電気・静磁場やラドン測定器、温湿度計、表面温度計等があります。その他にも色度や照明から発生するノイズを拡大して分析する等マイクやプリズムなども様々な機器を応用して生体に影響を及ぼす住環境で発生する要因をクローズアップさせています。
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現在まで、世界中で様々な公害汚染による被害者が出ています。同じ歴史を何度も繰り返してはなりません。
NPO法人住環境測定協会は、住宅の建築に携わる民間の事業者や、その構成員の一人ひとりが国民の自己防衛という立場に立ち、住環境の改善に向け啓蒙活動と実践を行うことが最もスピーディーに家庭の住環境をより良くすることが出来るという理念の元、志を同じくする人々が結集し創立されました。
NPO法人住環境測定協会は、安全で良質な住環境を創造するためには住環境の測定による検証・改善、さらなる測定・検証のサイクルにより常により良い住環境を目指すことが必要と考えました。
NPO法人住環境測定協会は、国や政府の主導ではなく民間の民間による民間の為の住環境汚染から国民を守るための組織です。
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シックハウス症候群・化学物質過敏症 |
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電磁波過敏症 |
シックハウス症候群とは新築の家やビル及びリフォーム直後の居室に入ると、目がチカチカしたり、頭痛、身体の各部に痒みや湿疹などの症状が発症する現象です。"室内の高気密化や化学物質を放散する建材、内装材の使用等により、新築・改築後の住宅やビルにおいて、化学物質による室内空気汚染等により、居住者にさまざまな体調不良が生じているのです。症状が多様で、さまざまな複合要因が考えられています。室内空気汚染物質、食品の残留農薬などの化学物質を、一度に大量に大量の曝露を受けるか、あるいは低濃度で長時間反復曝露されることにより、その化学物質に過敏状態となり、その後きわめて微量の同系統の化学物質に対しても過敏状態となる場合があり、化学物質過敏症と呼ばれています。
化学物質が引き起こす健康被害には"中毒"、"アレルギー"、"化学物質過敏症"が有り、いずれも、化学物質が体内に取り込まれて、それが何らかの仕組みで健康被害を引き起こすのですが、"中毒"に比べて"アレルギー"はかなり低い濃度でも発症し、"化学物質過敏症では、アレルギーのさらに千分の一の低濃度でも発症するといわれています。症状としては、自律神経失調や、アレルギー症状に類似した頭痛や目の痛み、気分の悪さなどのほか、実にさまざまな症状が現れます。 いくつかの化学物質が複合して影響を及ぼすこともあると考えられ、その影響はさらに複雑であり、化学物質と人体の関係はまだ未解明の部分が多く、完全にその影響を把握し制御することは不可能に近い状況といわれていますが。しかし、影響が大きいと考えられる物質については、徐々に解明が進んでいるところです。
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日に見えず、匂いもしない電磁波しかし、表には感じない微量な電磁波に対して高い感受性をもつている人の場合は、ただ感じるだけではなく、頭痛やめまいなどの症状が現れます。症状には個人差があり、動悸、関節の痛み、不眠症など多岐にわたりますが、いずれも電磁波が原因なので、電磁波過敏症と呼ばれます。電磁波過敏症の症状には顔に不自然なほてりを感じる。顔や体にチクチク、ズキズキといった感覚がある。鼻や喉などの粘膜が乾燥し、目に刺激を感じる。集中できない、だるい。鼻や喉の粘膜が腫れる。カゼのひきはじめのような症状が出る。頭痛やめまいがする。歯やあごが痛い。筋肉や関節が痛い。動悸がする。等の症状があると言われています。
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騒音過敏症 |
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水と空気による障害 |
生体へ影響を与える周波数は4000Hz程度が非常に多いとされます。騒音障害(そうおんしょうがい)は、非聴覚影響とそうでないものに分類され、前者では内分泌若しくは自律神経系への、後者は通常の聴覚影響であり、音響外傷、騒音性突発難聴、騒音性難聴等への影響が考えられています。耳鳴りや音への苛立ち、うるさいといった自覚を騒音性難聴の初期段階において生じます。
騒音はその人に心理的悪影響を及ぼし、生理的には血圧上昇、食欲減退、聴覚障害等が生じ仕事や勉強の作業能率が低下することもある。低周波音による被害は低周波音症候群といわれその症状は頭痛、肩こり、動悸、息切れ、めまい、食欲不振、腰痛、疲労感等の症状が現れます。
人が感じる音の周波数は20~20000Hz程度の範囲(可聴音)だといわれています。この可聴音のなかで、人の耳には聞き取りにくい、20~100Hz程度を低周波音、可聴音より低くて耳には聞こえないとされる20Hz以下を超低周波音と呼んでいます。 低いうなり音が迫る、脳みそをたたかれるような頭痛、めまい、のどが痛い、眠れない等・・・あなたにも心当たりがあるのでは・・?測定して判る・・こんな生活の中から出る低周波音による原因が増えています。
影響としては、窓ガラス、扉、戸、家具などが風もないのにガタガタ振動すしたり、人体に対しては、圧迫感や振動感、頭痛、不眠などの症状が出ます。最も多いのは、頭痛、イライラ、不眠です。 発生源は、ディーゼルエンジン、ボイラ、プレス機械、コンプレッサー、高速道路、橋梁、鉄道トンネル、自然現象など幅広くあります。最近は、スーパーやコンビニなどの冷凍庫やビルの屋上の冷却塔など、生活の場に近いものから発生することが増えています。
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室内空気には建材や生活製品から多様な化学物質が放散されています。水の中には化学物質、ミネラル類や様々な微量元素が含まれています。からだに良いミネラルがある反面カラダに悪い人のカラダを蝕む有害なミネラルもあります。水を濾して体に有害なものを取り除いた水が浄水であり、取り除く装置が浄水器であり、取り除く操作が浄水化または浄水処理です。鉄分や細菌、化学物質、残留塩素やトリハロメタンの除去、カビ臭や藻類の除去、有機塩素化合物である溶剤や農薬除去が主な目的となっています。しかし総ての化学物質や重金属を取り除くことは通常の浄水処理ではできません。環境ホルモンと呼ばれる化学物質や様々な汚染物質は工場の煙筒から大気へ、廃液や排水から川や地下水に入り込み浄水場に送り込まれています。それらが体内に蓄積されることで様々な健康障害を誘発する恐れも否めません。空気中の汚染物質も水中の汚染物質も結局水に溶け込んだ化学物質であるからこそこの水を加工することが空気汚染や水の汚染を解決するヒントや方法となるのです。
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カビ・ダニによるアレルゲン |
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温熱環境・臭い |
カビによる健康への悪影響にはアレルギー性疾患や感染症、中毒性疾患等の三つがあります。アレルギー性疾患には気管支喘息やアレルギー性鼻炎のほかに、エアコンの風や加湿器の蒸気とともに舞い上がったカビを吸い込み発熱する過敏性肺炎などがあります。感染症はカビが体内に侵入し増殖して炎症を起こすもので、白癬症などがあります。一般にはカビ毒を持っていて口に入ると中毒症になるので注意が必要です。
ダニによる健康に対する被害の代表はダニアレルギー症である。ダニアレルゲンがアレルギー体質のひとの体内に入ると細胞代謝系の活性化が進みヒスタミンなどの活性物質が出され、これが気管に作用して喘息や鼻炎、結膜炎、アトピー性皮膚炎などが起きます。
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特有の臭気を持った化学物質は、40万件にも達し、悪臭は生体に不快感を与えるだけでなく悪臭をかぐと無意識に呼吸がとまること等の直接的な生理作用を伴うケースもあります。嗅覚は化学感覚ともいわれ、特定の化学物質にのみ反応するといわれています。断熱性能の良くない住宅は、リビングと廊下や水廻り部分を比べると、約6℃~10℃の温度差があります。ヒートショックとは、そうした暖かい部屋から寒い部屋、またはその逆というように温度が急激に変化した際に、血圧や脈拍が上昇または下降して、心臓や血管に大きな負担をかけることです。ヒートショックが最も起きやすいのは冬場のトイレや浴室といわれています。浴室事故の70%は脳卒中などの循環器系障害によるもので、不幸にも入浴中にお亡くなりになる方は年間推定1万人以上。その多くは高齢者です。夏はともかく冬の季節、暖房の効いた部屋から一歩廊下などの冷却空間に出ると急激な温度差から、私たちの身体の血管は収縮し熱を逃がさないように防御します。ところがお年寄りは急激な血管の圧力に耐えきれず堅く脆くなった血管は切れてしまいます。寒いトイレや脱衣室で倒れたり、湯舟の中で「ヒートショック」をおこし溺死する事故が後をたたないのはこのためです。温度のバリアフリー、「ヒートバリア」こそが人の健康に重要な意味を持っているのです。これが住まいと人の健康の因果関係なのです。が12月~2月の厳寒期に集中していることも特徴的です。
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