害虫駆除作業による殺虫剤で乳児死亡?
科学的な見地からすると、昆虫も人間も動物に属し地球生物です。したがって、論理的には分子レベルでみるとそれらの細胞も同じように機能するということになります。したがって、殺虫剤は、昆虫だけでなく、人間やペットにも同じように毒性、つまり有毒な影響を与える可能性が高くなります。殺虫剤の人間や動物に対する毒性に関する疑問にもっと詳しく答えるためには、体細胞、特に神経細胞の機能をもう少し深く調べ、毒物学の科学分野も扱う必要があります。同じ分子は、天然か合成かに関係なく、同じ毒性効果があります。単なる希釈では分子は化学的に変化しません。毒物学的に有効な量(用量)のみが減少します。特定の生物群に対してのみ有効な毒はありません。毒性有のものは総ての生物に機能するということでただその容量がその生体への閾値を超えるか否かの違いによって毒性が発現されるということになります
Date: 2024/07/01(月)


ドイツにおけるリフォーム時のカビ処理
リノベーション中は、カビがはびこった材料を可能であれば洗浄し、それ以外の場合は取り除く必要があります。ガラスなどの平滑な表面は問題なく洗浄できますが、タイルでも多孔質の目地のため難しいです。感染した石膏の場合、フライス盤や剥がしによる除去は避けられず、石膏ボードは完全に交換する必要があり、感染した領域から大きな安全距離を保ち、感染した地域の断熱材にも同じことが当てはまります。多くの断熱材では、カビの蔓延は実験室でのみ認識されるため、断熱材はできるだけ寛大に、または実験室の所見に従って交換する必要があります。天然の断熱材は通常、湿気による損傷の影響を大きく受けるため、保管することはめったにありません。床構造のポリスチレン製の断熱材でさえ、通常、数週間の湿気で非常にひどく微生物汚染されているため、交換が推奨されます。木材は通常、紙やすりで磨くか、平削りにすることができますが、それによって、接続点、接合部、亀裂に残留する汚染を考慮する必要があります。
Date: 2024/06/24(月)


カビ除去時の健康リスク
2006年、ドイツ建設業雇用者賠償責任保険協会は、BG情報(BGI)858「建物改修における生物剤による健康被害」(DGUV情報201-208で新規)を発行し、アスベストまたはKMF修復(KMF=人工鉱物繊維)と同様に、シーリング対策、負圧維持、低粉塵作業、個人用保護具(PPE)に関する労働安全衛生要件が定められています。大規模な解体作業の場合、負圧維持による密閉はほとんど不要ですが、現在では数1,000mの体積流量で使用できる非常に強力な抽出システムがあります3/hは、解体エリアで直接強い負圧を発生させるため、真菌や解体材料が発生源で直接抽出されるため、大規模なシーリングは必要ありません(いわゆるD-MIR®プロセス)。このような抽出システムに必要な投資は管理可能であるため、これまでこのシステムを提供している企業は数社しかないのは驚くべきことです。PPE、つまり危険クラスに応じた呼吸保護具を備えた通気性のある全身スーツの着用は、現在、修復会社の間で広く確立されています。日本ではここまで厳しい措置をすることはないのですがお国柄の違いでしょうか。日本でカビが発生しやすい気候、ヨーロッパでは湿度が低いので近年の住宅事情で変わってきたようです。
Date: 2024/06/17(月)


カビ除去・改善に関して
カビの改善方法としては通常、消毒剤の使用と目に見える表面の修復が専門的な修復として提案されます。しかしその後、何度もカビの発生に遭遇します。本格的にカビ対策を行うには微生物成分の実際の除去のみが有効であり、これは通常、影響を受けた成分の除去・解体を意味します。多くの微生物学的研究により、消毒剤による効果的な殺傷は、カビの蔓延後にはほとんど効果がなく、発芽可能なカビ成分と他のカビ成分の両方が残ることが示されています。これは、実際には、必要な濃度と曝露時間で消毒剤を全面的に使用することができないという事実に一部起因しています 。深層繁殖部分やコンポーネントの深さへの影響は言うまでもなく、消毒剤が届かないコーナーが常にあります。カビを構成する菌糸体、胞子担体の中で表面的に胞子キャリアのみが通常、カビの汚染状況として直接認識されているにすぎないからです 。

Date: 2024/06/10(月)


住環境による障害は変化する
住環境による障害の症状は1日の時間や季節によって変化する。電磁波は低周波も高周波も時間によってその強弱が変化する。低周波騒音等も同様である。これらの物理的な要因も天候によっても変化しさらに化学的な要因、微生物的な要因も1日の時間、季節によっても変なする。これらの複合的な要因によって体調も変化するため一つに絞ってその要因だけに焦点を当てて測定、改善などによる解決をしようとしても的外れになり時間と費用を費やすだけになる可能性がある。したがって常にこれらの全般的な要因が背景にあることを考えながらアドバイスする必要がある。
Date: 2024/06/03(月)


環境問題と生体恒常性
生体の恒常性を損なう要素が近年、多様化し増加し続けていることは多くの人々が意識していることと思います。これは人に限らず総ての生体に言えることで地球温暖化等における異常気象や大気や水汚染による生体の遺伝子の変異化、地球上の生物種の減少などによる食物連鎖の破断等により地球自体の恒常性にも影響を及ぼしています。私達人類はこれらの大きな視点と居住環境や職場環境で起きている激動的に急変しつつある多様な障害の両面を考えなければなりません。今後、地球温暖化に対する取り組みだけではなく身近に起きている多種多様な人工的な障害を一つ一つプロテクトしていくことを総ての建造物を設計する上で必須条件とする必要があります。これが地球上の他の生物を守るための手法に繋がります。
Date: 2024/05/28(火)


環境問題の基礎要件
住環境に関しては様々な観点から健康に影響を及ぼす要因を調査しなければならない。気になる要因があるからといって決めつけて一つに絞ってしまうと他の要因を見逃してしまうどころか見当違いなことで対策を実施してしまう恐れもある。電磁波や騒音、臭い等のことが気になる。さらに人間関係で隣人の精神的な行動によるものではと考えるケースなどが自分の健康障害の原因と考えられているケースも非常に多い。体調不良が続く場合には特に深刻である。しかし健康に影響を及ぼす要因は様々な要因が考えられる中で住環境における総合的な知識が必要となる。物理的要因、科学的要因、生物的要因等の全般的な知識が必要となる。その中で忘れがちになるのが土地、地形による電磁的な要因である。地磁場・地電流が生体に及ぼす影響は環境問題でも最も基本的なものであることを常に意識してをおく必要がある。
Date: 2024/05/20(月)


野生動物及び水生生物における抗凝固剤の残留物
ジュリアス・キューン研究所が実施した研究では、姥2018年、野生動物の抗凝固剤の残留物がドイツで初めて体系的に検査された。その結果、抗凝固剤の残留物は、さまざまな小型哺乳類種(例えば、防除の対象ではなく、場合によっては特別保護種である森林ネズミやトガリネズミなど)や、フクロウや猛禽類(特にノスリ)でも検出できることが示された。抗凝固剤の残留物は、調査したキツネの合計265の肝臓サンプルの61%にも見つかった。また水生生物も抗凝固剤で汚染されている。数年前、ドイツで初めて魚から抗凝固剤の残留物が検出された。UBAが委託し、フラウンホーファー分子生物学・応用生態学研究所が実施した研究の一環として、ドナウ川、エルベ川、ライン川などのドイツ最大の河川と2つの湖からの鯛の肝臓サンプルが調査された。2015年には、全国で調査した16の河川サイトのすべての魚から、少なくとも1つの第2世代の抗凝固剤が検出された。2つの湖で採取された魚のサンプルからのみ、抗凝固剤による汚染は検出されなかった。検査した18匹の魚の肝臓サンプルのほぼ90%で、ブロディファクウムは最大レベルで12.5μg/kgの湿重量で検出され、ジフェナクムとブロマジオロンは、それぞれサンプルの44%と17%に存在していた。ドイツ連邦水文学研究所(BfG)が実施した後の研究では、抗凝固剤は従来の廃水処理では完全に排除されず、魚の肝臓に蓄積することが示された。
Date: 2024/05/13(月)


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