2006年、ドイツ建設業雇用者賠償責任保険協会は、BG情報(BGI)858「建物改修における生物剤による健康被害」(DGUV情報201-208で新規)を発行し、アスベストまたはKMF修復(KMF=人工鉱物繊維)と同様に、シーリング対策、負圧維持、低粉塵作業、個人用保護具(PPE)に関する労働安全衛生要件が定められています。大規模な解体作業の場合、負圧維持による密閉はほとんど不要ですが、現在では数1,000mの体積流量で使用できる非常に強力な抽出システムがあります3/hは、解体エリアで直接強い負圧を発生させるため、真菌や解体材料が発生源で直接抽出されるため、大規模なシーリングは必要ありません(いわゆるD-MIR®プロセス)。このような抽出システムに必要な投資は管理可能であるため、これまでこのシステムを提供している企業は数社しかないのは驚くべきことです。PPE、つまり危険クラスに応じた呼吸保護具を備えた通気性のある全身スーツの着用は、現在、修復会社の間で広く確立されています。日本ではここまで厳しい措置をすることはないのですがお国柄の違いでしょうか。日本でカビが発生しやすい気候、ヨーロッパでは湿度が低いので近年の住宅事情で変わってきたようです。
|
Date: 2024/06/17(月)
|
|