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●電磁波過敏症を考える |
電磁波過敏症の症状は、疲労感、めまい、集中力の低下、吐き気、動悸、皮膚のヒリヒリとした痛みなど様々な報告がなされており、しかも他の病気の症状として顕れてもおかしくないものばかりであるため、現状その特定が難しいと言えるかもしれません。 私たちがこの病気を考えるとき、数ある病気のうちの単なる一症例としてではなく、長年私たちが享受している現代社会の進歩や利便性の裏側に存在する副産物としての印象を抱かざるを得ません。本来その恩恵を享受する人間であれば誰もが直面しなくてはいけない問題でありながら、結果的には電磁波に対して非常に繊細な反応を示すごく限られた人々だけがその被害に遭っている図式を思い浮かべないではいられません。言い換えれば、電磁波過敏症の人々は現代社会が生み出した象徴的な受難の姿とも言えます。 私たちは、このいまだ耳に新しい「電磁波過敏症」という病気を他人事として捉えるのではなく、この社会に生きる以上誰もかかる可能性がある病気として理解を深め、対策を講じる必要があると考えます。過敏症の人々は、体に対する負荷に対して極めて正常に反応しているだけで、言い換えればそれ以外の人々の方が逆に「鈍感」であるかもしれません。 住環境に対する研究や考察がたいへん進んでいるドイツでは、バウビオロギー=Baubiologie(建築生物学)※という学問があります。この学問を学んだ人たち、すなわちバウビオローゲたちは、人体に発症する数々の病気の原因を日々生活する住環境の中に探し当て、それを除去あるいは軽減することで住環境を改善し、医者の処方とは異なる方法で病気を癒すことに成功しています。その際の因子の正確な測定と分析は欠かせません。 私たち住環境測定協会も、同様に電磁波の強度や室内空気、騒音などの測定を通して人体に影響を及ぼす可能性のある原因の究明とその後の改善策に取り組んでいます。原因が住環境に存在する場合は、その因子の特定と測定、その後の軽減や除去などの改善策により、医術や投薬によって人体に負担をかけることなく解決できるのではないかと考えるからです。 また電磁波に対する海外の研究により生まれた数々の改善商品により、住まいの中に電磁波シールドを施してその影響を大幅に軽減することができます。当協会ではそうした商品を用いて住居全体あるいは寝室や子供部屋だけでも電磁波の影響を軽減し、少しでも健康で安全な住環境を創造することに取り組んでいます。それにより電磁波過敏症に悩まれている方々にも過ごしやすい住環境をご提供していきたいと願っています。
※バウビオロギーを定義するならば、人と住環境の総体的(包括的)な関係の学問と言うことができます。バウビオロギーはその目的として健康で環境負荷の少ない建築と住まい、そして生活を掲げています。そしてその根底にあるものは、自然科学的な洞察と経験、ならびに芸術的、社会的そして精神的な観点です。 |