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●寝室の環境改善の重要性 |
バウビオロギー=Baubiologie(建築生物学)の中で、最も重視されるのが寝室における住環境です。ドイツのバウビオロギー連盟は「寝室のための基準値」という指針値を設けて、寝室におけるあらゆる環境危険因子の低減を目標として掲げています。例えば(交流電界、交流磁界、直流電界、直流磁界、高周波電磁波、放射能、ラドン、地理的障害、フォルムアルデヒド、VOC、殺虫剤、ほこり、微粒子、カビ、バクテリアなど)といったあらゆる危険因子の影響度を4段階に分けて明文化し、その因子の用量を最低ライン以下にするように勧告しています。詳しくは、同HP上の「寝室のためのバウビオロギー的基準値2008」をご参照ください。 さてなぜ寝室の住環境がとくに重要なのでしょうか?その問いに対するもっとも的確な解説としてバウビオロギー連盟顧問のヴォルフガング・メース氏(Wolfgang Maes)の著書「電気と電磁波によるストレス」から以下のセンテンスを引用させて頂きます。
患者は寝室 バウビオロギー的測定とカウンセリングそして改善施工の中心に据えられるものは“寝室”です。これほど長時間そしてこれほどその目的に私たちが忠実であろうとする場所は他にありません。またデリケートな睡眠段階より、肉体と精神が繊細でそして攻撃可能で且つ無防備な状態になる場所は他にはないのです。つまりリラックスするための場所と言われることあっても緊張するための場所ではないということです。 人間は再生のための夜間の睡眠の間に、起きている時よりはるかに繊細になっています。環境からの影響に対する人間の免疫システム、あらゆる自律神経的経過、そして補てん能力がこの時間帯の弱い炎の上で機能していると言うことができます。それに対して人間の昼間の実動に向けて照準を合わせている私たちの生体は、ストレスに対する調節のための活発な機能を持ち合わせています。夜間には日中摂取されたものが消化され、また日中受けた傷も修復されます。環境からの刺激の長時間爆撃も夜間には止むべきであり、またパワーオフがその場所を占めるようでなければなりません。人体は夜間のストレス、刺激、負荷、活動を考慮した造りにはなっておらず、人体が必要としているものは休息と回復、そして受動性なのです。 日中私たちは地面の上に2本脚で立ち、それにより多かれ少なかれうまい具合に接地されています。そしてエネルギー的過剰を大地に向けて常に逃がしているのです。またこれは私たちが他の物に触れる時、あるいは手を洗ったりシャワーを浴びている時にも起きています。私たちが川の中にいるときは常に大地に触れそして放電していることになります。私たちは長時間、環境中の刺激を集めては帯電している訳です。そのためベッドの周りにはストレス因子を置くべきではないのです。 パラケルスス(1493-1541ドイツの先駆的医者・博物学者)も約500年前にこう教えています。「病んだ寝床は健康を損なう確実な要素である」と。彼はまたこうも言っています。「一事が良いか悪いか、あるいは救いをもたらすかそれとも病をもたらすか、それを決めるのは用量である。その用量のみが事物を毒へと変えるのだ」と。用量は、影響力の強度とその作用時間から構成されています。住環境内の危険因子の強度は家の中で頻繁に驚くほど強く、そしてその作用時間は殊に寝室において非常に長いのです。 私たちは環境に左右される病原のそれぞれの用量を減らすようにしましょう。それはきっと報われることでしょう。また環境に左右されるストレスによって私たちの抵抗力がひどく消耗させられないように注意しましょう。私たちの(免疫システムの)樽が満タンあるいは満タン以上にならないように、そして例の最後の一滴が樽の決壊を招かぬように注意を払う必要があります。そしてそれは十分に実行可能なことです。 以上、Wolfgang Maes著「Stress durch Strom und Strahlung」より
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